「食べる薬」キャベツで、おなかの調子を整える
食物繊維を含む食材の代表的なものは野菜。そのなかでもごぼうやサツマイモに多く含まれています。食物繊維には、不溶性(水に溶けない)と水溶性(水に溶ける)ものがあり、便通をうながす役割があることは知っている方も多いと思います。
便通がスムーズではない状態が続くと腸内環境が乱れます。腸内環境の乱れは肌トラブルの原因になりますし、おなかが張ってつらいだけでなく、栄養の吸収が阻害されることもあるようです。
・・と、食物繊維について詳しくはまた別の機会にするとして、本題です。
過熱に弱いビタミン類を少しでも多くとるために、葉物野菜はできるだけ火を通さないで食べたいもの。とはいえ、少し火を通すと野菜の甘みが増して美味しくなる効果もありますよね。
さて、今日はたっぷり作って、たっぷり食べたい「キャベツのりんご酢和え」のレシピを紹介します。お塩でキャベツをしなっとさせてから塩抜き。そしてりんご酢を振りかけるだけ。減農薬の国産レモンが手に入る時期なら、櫛切りにしたレモンをさらにスライスして一緒にあえて。レモンの皮ごといただきましょう。
りんご酢のほのかな甘みと酸味がさわやか。食べ終わって容器に残った酢はもったいないので、次の食事でサラダを食べる時にドレッシング代わりにしています。

材料(3日で食べきられる分量)
- キャベツ 半玉
- 粗塩(あらじお) 大さじ2分の1~3分の2程度 ※適当でOK
- りんご酢 50CC ※これも適当
- レモン(防カビ剤など不使用のもの あれば) 6分の1個 ※小さく切っておく
- 良質な油少々(アマニ油、MCTオイル、アボカドオイルなど) ※食べる直前にかける お好みで
作り方
- キャベツ半玉は、千切りにする(太めの幅でもOK)
- 千切りしたキャベツはざるに入れてさっと洗い水を切る
- 粗塩を振りかけ、キャベツにまんべんなくまぶす
- しばらく置いてしんなりさせる(15分程度)
- 水で塩気を洗い流し、ぎゅっと絞る ※ここでキャベツを味見 塩味がきつく感じたら5分ほど水にさらす
- 大きめのタッパーなどに絞ったキャベツとレモンを入れ、リンゴ酢を回しかける。
- よく混ぜて、冷蔵庫で30分程度寝かしておく
- 食べる分を取り分けて、そこにオイルを好みでかける
ポイントと補足
- あまり細かい千切りにしない方が歯ごたえが残って美味しいと思います(お好みで)
- りんご酢は米酢に比べるとまろやかですが、酢が苦手な方は、レモン果汁をたっぷり加えましょう。
- 作った日に全部食べ切らない場合は、かるく混ぜてから冷蔵庫で保存しましょう。翌日の方がリンゴ酢がなじんでおいしいです。
- あくまで私の個人的見解ですが、2日に分けて食べると3日目にはおなか(腸)がすっきりします。私の場合はヨーグルトを続けるより、この酢漬けを食べ続けるほうが胃にも優しくおなかの調子は良いです。
- 1食分ずつ密閉容器に小分けしておけば食べやすく、お弁当にも持っていきやすいですね。